ミニにタコ

純文学作家志望者がつらつらと雑記を書き連ねます

涅槃にて待つ

ここではない、どこか遠いところへ行きたいという気持ちがある。

 

コロナのせいで毎日が疲弊しているということもあるが、このぱっとしない日々を抜け出したいという気持ちが強い。

そう、毎日を薄暗いアパートで過ごすのではなく、どこか綺麗な場所へ行けば気持ちも晴れるのではないかと思っている。

 

綺麗な風景は人を前向きにする。子供のときは風景に感動することなどなかったのだが、大人になるにつれて自然の偉大さが分かってきた気がする。

毎日をパソコンの前で過ごすなんて馬鹿げたことさ。

 

自分の人生はいつまで続くのだろうか。

格好よく言うのであれば、命尽きるまで小説を書いていきたい。

 

しかし、たまに何もかもどうでも良いと思うこともある。

嫌なこと、苦しいことからすべて逃げ出して、責任を放り投げてしまいたいという気持ちもある。

 

前向きな気持ちと後ろ向きな気持ちが、寄せては返す波のようにやってくる。

独りで過ごすことが多いからだろうか?

誰かといっしょにいれば、情緒不安定になることも少なくなるのかもしれない。

最近はそんなことを考えることも多いので、家族がほしいという感情も湧いてきた。家庭をつくれるかどうかはわからないが。

 

昔、「涅槃にて待つ」という言葉を残して若くして自殺した俳優がいた。

その俳優も今の僕のような気持ちだったのだろうか。

ここではない遠い遠いどこか。苦しさも悲しさもない、桃源郷のような場所に行きたい。だが、そんなものこの世のどこにもありはしない。

ゆえに悲しい選択をしたのだろうか。

 

ここではないどこか遠いところへ行きたい。

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今週のお題「遠くへ行きたい」