ミニにタコ

純文学作家志望者がつらつらと雑記を書き連ねます

サンフランシスコの夜はふけて

オーダースーツを作りに行った。

スーツは仕事で使うので何着か持っているが、今一つサイズがあっていないためかサマにならないので、思い切ってオーダースーツを作りにいくことにしたのだ。

 

思い切って、と言ったが最近のオーダースーツは安くでき、生地さえこだわらなければ一着3万円からと言うのも珍しくないらしい。

3万円程度なら既成のスーツと変わらない値段なので財布にも優しい。

ぶっちゃけそこまで生地にはこだわりがないので、そこそこ耐久性さえあればシルエットのほうが大事だと思う。スーツは少しでもサイズがあっていないと途端に野暮ったくなるので、ジャストサイズで着たい。

 

というわけで都内某所まで出かけ、オーダースーツ屋へ行くことにした。。

電車に揺られ、某駅で降りる。自粛が解除されているため、電車内はそこそこの人数がいた。

感覚的だが、たぶんコロナ蔓延前の7~8割ぐらいまで人が戻っているんではないだろうか。

 

スマホの地図アプリを参考にし、駅から数分でスーツ屋へ着いた。小振りな店だが、白を基調としたつくりで清潔感があり気品を感じる。普段高級店に行かないこともあり少し気後れしながら店に入る。

 

「いらっしゃいませ」

長身の爽やかな若い男性が声をかけてくる。20代後半といったところだろうか。

やはりアパレル業界というのは端正な顔立ちなことが採用条件になるのだろうか。

もう一人若い女性店員もいたが、同様に整った顔立ちで美人だった。

 

「あの、予約してた〇〇ですが……」

おずおずと応える。

「〇〇様ですね、お待ちしておりました」

少し小さいが、不快感を感じることのない声だ。さっそく採寸に取り掛かることとなった。

 

身体のサイズを測られるのは前職の会社の健康診断以来だ。

少し緊張したが、言われるがままに身体を動かし無事採寸は終わった。

 

そして店員さんがサンプルのスーツを持ってきて、実際にスーツのサイズ決めをすることとなった。しかし、順調かと思われたスーツ作りもここで問題が起こった。

 

「細身のスーツを作りたい」ということをあらかじめ店員さんに伝えていたのだが、僕の腹が出過ぎていて、ウエストだけ異様に大きくて、脚だけ細くするようなへんてこなサイズのズボンにならざるを得ないようなのだ。

僕は基本的にガリガリと言っていいほど痩せているのだが、20代後半から代謝が落ちたのか、手足は痩せているのに腹だけ出ているいわゆる「餓鬼」のような体型なのだ。

 

店員さんも僕の体型にはお手上げだったようで、最終的には「お腹だけ出ているのでこういったズボンにならざるを得ません」とはっきり言ってきた(笑)。

 

仕方なく、そのズボンで大丈夫ですと伝え、生地選びに入ったが、自分のあまりの醜態にこのままスーツ作りにするのが滑稽に思えてきた。

 

結局「今日は採寸だけにします。購入は検討させてください」とだけ言って、店を出た。採寸してもらった店員さんには申し訳なかった。

※予約の電話時点で、採寸だけで買わない可能性もあるということは伝えてはいた。また、店のスタンスとして採寸だけでも歓迎とのことだったので、今回は厚意に甘えることにした。

 

採寸する際は、鏡越しで店員さんが採寸してくれるのだが、長身で爽やかな店員さんと、チビで餓鬼のような体型をしている自分と比べていると本当に恥ずかしい(笑)。

オーダースーツ作りは自分の体型に自信がある人だけがするものなのかもしれない。

 

というわけでその翌日からランニングを始めることにしました!

最低週4で一日30分は走りたいです!

今度はスリム体型になってから作りにいくぜ!

 

 

ちなみに僕の好きなアイスは「スイカバー」です!

デザインも面白いし、うまい!おすすめ!

今週のお題「私の好きなアイス」

 

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