ミニにタコ

純文学作家志望者がつらつらと雑記を書き連ねます

愛…しりそめし頃に…

藤井聡太さんが棋聖戦を早くも2勝を挙げタイトルに王手をかけている。

まだ17才の高校生ということもあり将棋界が盛り上がっているようだ。

 

幼少時からその実力を遺憾なく発揮し、プロとなってから29連勝したことは記憶に新しいだろう。その後も高い勝率を誇っていたが、当初はやはり経験不足故、時折敗北することもあったようだ。しかし最近は将棋ソフトと対局を重ね更なる成長を遂げており、A級棋士相手でも危なげなく勝利を収めている。

 

百戦錬磨のA級棋士相手に17才の少年があっさり勝利を収める姿を見ると、まるで漫画やドラマの世界のように思えるが、現実の世界でこんなことが起こるとはまさに“事実は小説より奇なり”といったところだろうか。

 

あまりの快進撃に藤井さんはどこかの輩から殺害予告までされてしまったが、メンタルがぶれることなく棋聖戦に勝利するその姿はもう少年のものではないかもしれない。

大人であっても殺害予告などされたら普通は恐怖に脅えるものだが、全く意に介さず淡々と将棋に打ち込む姿勢はもはや僕のような凡人には及びもつかない。

もちろん胸中はどうなのかはわからないが、少なくともそれを外に出さない精神力は感嘆すべきだろう。

 

天才という言葉は軽々しく使うものではない、と思っていたが、彼のような人を見ると“天才”としか形容しようがない。ネットでは早くも今後は藤井1強時代になるだろう、という声も多く、

8冠制覇も夢ではないとのこと。将棋の神に選ばれた人とは、まさに彼のことだろう。

 

そんなキラ星の如く黄金の道を歩き続ける藤井さん。あまりの才能と実力に、もはや嫉妬する気も起きない。

 

素直に一言です。今後も頑張って、将棋道を邁進してください。