ミニにタコ

純文学作家志望者がつらつらと雑記を書き連ねます

野獣死すべし

おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」などで有名な漫画家・小林よしのり氏がネットで叩かれている。

発端はゴー宣で書かれた「インフルエンザに比べれば新型コロナは愛のある優しいウイルスである!子供と若者を殺さないからだ!寿命が来た、基礎疾患のある老人がウイルスで死の機会を与えられるのは、当たり前のことだからだ!」との一文からだ。

 

どうも、小林氏はコロナを防ぐための感染対策(マスク・自粛等)に対しては懐疑的で、

経済を殺すことによるデメリットのほうが大きいと主張しているようだ。

(細かくゴー宣を読んだわけではないので間違ってたらすみません)

 

ここではこの主張が正しいかどうかの検証は僕は行わないが、

「小林氏も変わってしまったな」という印象がある。

 

僕が小学生のとき「おぼっちゃまくん」が大ヒットした。

僕もご多分に漏れず、コロコロコミックを読んだり、アニメを観たり、楽しませてもらっていた。

 

表現が下品であるために全国の母親たちを敵に回していたが、

子供向け漫画なんてそういうもんだろうという思いもあり、気にせず読み続けていた。

 

大人は嫌がるかもしれないが、小林氏は幼い僕にとって、笑えるギャグをこっそり教えてくれる

近所に住むちょっと悪いお兄さんのような存在だった。

 

しかし、昨今の小林氏を見ていると、いい年してアイドル(AKB)にハマったり、

初めは面白かった「ゴー宣」もやたら右翼的な発想になり変な方向に走っちゃったな、と

いう思いがある。

 

まあ、アイドルにハマったりするのは個人の自由なので外野がとやかく言うことでもないのかもしれないが、当時50過ぎのおじさん(今はもう60越えか)が、自分の娘より若いアイドルに夢中になることは奇異に思えたし、偏った思想をまき散らすことにも違和感を覚えていた。

 

全てのものは変わる。諸行無常ではあるけれど、昔憧れた人が

こういう風に変わっていく姿は見たくなかった。

人生とはこういうものなんだろうか?

 

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そんなこんなで今週のお題

お題「#買って良かった2020

 

むしろ断捨離していて物を買うどころか

捨てたり売ったりしている状況である。

 

クリスマスも自分にご褒美、とかはないなあ…。

ポテトチップスぐらいかな。